おろし手記

ロシアサッカーとか料理とかいろいろ。メモみたいなもの

FKブルカン・ペトロパブロフスク・カムチャツキー

カムチャッカにあったサッカーチームに触れたいと思います。

FCブルカン・ペトロパブロフスク・カムチャツキー Футбольный клуб «Вулкан» 創設 1970年 解散 1991年 ホームスタジアム スパルタク(5000人収容)

1970年から1974年、1989年から1991年まで活動していたカムチャッカ半島のペトロパブロフスク・カムチャツキーで活動していたクラブです。エンブレムはカムチャッカ半島の活火山、「カムチャッカ富士」こと、クリュチェフスカヤ山をイメージしています。活動期間中は主にソ連3部リーグの東ブロックに属して、1973年のソ連3部リーグのカップ戦の「RSFSRカップ」を制覇しています。

1974年に地元の指導者から不正の勝利ボーナスを受け取っていたことから解散処分に。後にチームは名誉を回復し、1989年に活動を再開したが、ソ連崩壊した1991年には、資金不足で解散することになりました。

現在はロシアのSNSの「vk」にはサイトはあるものの、活動は育成年代のみが行われている模様です。

東ブロックだけ理不尽に広いロシア3部について

リーグ中断中にロシア3部に触れてみます。

3部は5つのグループに分けられる

ロシアリーグは、1部(プレミアリーグ)、2部(ナショナル・フットボールリーグ)が全国リーグで、3部(プロフェッショナルリーグ)は、5つのグループに分けられます。各グループでの優勝クラブは2部に昇格し、最下位のクラブは4部(アマチュアフットボールリーグ)降格します。

東だけ極端に広い

その5つに分けられたリーグがこちら。

西ブロックはサンクトペテルブルク~モスクワ近辺、中央ブロックはモスクワ近辺、南ブロックはカフカス地方、ウラル=ヴォルガは文字通りウラル地方ですが、東ブロックだけは「シベリア~極東」とロシアの3分の2の広大な面積でリーグが開催されます。

最東部のFCサハリンと、最西部のイルティシュ・オムスクとの距離は6500kmを越え、お互いの時差は5時間もあります。ロシア2部のルチ・エネルギア(ウラジオストク)~バルティカ(カリーニングラード)のように、時差は8時間までとは行かないが、3部リーグでここまでになると、ロシアリーグの広大さを感じざるを得ません。

こうやって3部のクラブの所在地を示した地図を見ると、いかに西側のクラブが多くて、東が少ないのか痛感させられます。大都市のモスクワはもちろん、ロシア国内屈指のサッカーどころのカフカス地方を含む南ブロックは、17チームが参戦しているのに対し、東ブロックはシベリアから極東まで合わせて6チームしかありません。2016年には9チーム参戦していたが、FKヤクーチア・ヤクーツクの解散、トム・トムスク-2、シビル・ノボシビルスク-2の撤退、FKノヴォクズネツクのプロライセンス剥奪などで、チーム数が一気に減りました。6チームで総当り4回戦行っています。

現在の順位

現在の東ブロックの順位です。

1 FCチタ 19 2 ディナモ・バルナウル 19 3 FCサハリン 18 4 FCスメナ・コムソモリスク・ナ・アムーレ 17 5 ゼニト・イルクーツク 14 6 イルティシュ・オムスク 9

昨年優勝のチタが首位で、同勝ち点でシベリアディナモ・バルナウルが2位につけています。3位はサハリン。ハバロフスク地方のスメナが4位、バイカル湖で有名なイルクーツクは5位、このリーグで一番西のオムスクが最下位です。

優勝すれば昇格の資格を得るが、昨シーズンのチタは優勝しても、ライセンスの問題で昇格ができませんでした。昇格のためにプレーオフが無いため、シベリアや極東からは他よりも昇格しやすいが、ライセンスがネックになります。

極東勢のマスコット

中断期間が長いですが、適当に更新します。今日はマスコットネタ。

SKAハバロフスク

CSKA同様に、陸軍クラブは馬のマスコットが多い模様。SKAハバロフスクも馬です。日本のクラブではありえないですが、首から顔が出ていて、普通にインタビューを受けています。

ルチ・エネルギア

エンブレムがアムールトラなので、マスコットもトラです。たぶん、ルチ・エネルギアのディナモ・スタジアムのバックスタンド側の駐車場だと思いますが、すでに登場していて、しかもリンゴ箱らしきものを運んでいます。

FKサハリン

2015年当時ではサハリンは狼ですが、当時と今ではエンブレムも異なるので、今も活動しているのか未確認です。

SKAの新監督にリナト・ビリャレトディノフ氏

SKAハバロフスクは、アンドレイ・ポッドゥブスキー監督の退任を発表し、リナト・ビリャレトディノフ新監督の就任を発表しました。

ロコモティフ・モスクワエヴァートンなどでプレーした元ロシア代表MFディニャル・ビリャレトディノフ(現FKトラカイ/リトアニア)の父親で、ロコモティフ・モスクワのBチームを長らく率いてきました。2014-2015シーズンにルビン・カザンを指揮。3年半ぶりに監督業に復帰しました。

あけましておめでとうございます。

もう七草になりますが、あけましておめでとうございます。 途中から全く更新してませんでした。

ロシアプレミアリーグ初参戦のSKAハバロフスクは、10月中旬から全く勝てず、第20節まで終了して、勝ち点12しか稼げず、最下位に沈んでいます。戦力的には残留できれば大成功と言えるクラブだけに、最下位でもおかしくないですが、10月中旬まではまだ粘っていただけに残念な結果になっています。

11月のSKAは全く勝てませんでしたが、-15℃の中で試合をやったり、多方面からどうしようもない批判を受けたり、なかなか香ばしい展開でしたが、更新してませんでした。選手たちは厳しいですが、あの気温の中では本当に走れないのだと感じさせられたし、お客も集められないし、本当にどうしようもないですね。そのためか無料開催を実施しましたが、客入りは厳しかったです。

ルチ・エネルギアも前半戦は苦しく、残留争いを強いられています。しかし、11月からは2勝2分1敗とそこそこの成績を収めて、現在15位と降格圏内から脱出しています。

ちょっと勿体無いですね。今年はサッカー以外のネタも混ぜながら、ゆる~くやっていきたいと思っています。ロシア料理作るとか食べるとかやってもいいかな?兎にも角にも今年もよろしくお願いします。