おろし手記

ロシアサッカーとか料理とかいろいろ。メモみたいなもの

Стадион имени Ленина(レーニン・スタジアム)

SKAハバロフスクのホームスタジアムのレーニン・スタジアム(Стадион имени Ленина)のスタジアムガイドです。

施設概要

所在地 ul. Serysheva 1 Khabarovsk Khabarovskiy kray 680028 Russia 開場 1956年 所有者 ハバロフスク地方政府 寸法 105m×68m ピッチ 人工芝 照明 4つ スコアボード 電光掲示板 収容人数 15200人

アクセス

ハバロフスク駅から徒歩約50分。タクシーでは約10分。運賃は乗車前に交渉しておくのがオススメ。相場は300~400ルーブル

バスは一番シンプルな方法では、ハバロフスク駅前の「Железнодорожный вокзал(ジェレズノドロジュニ・ヴァグザール)」から11番のバス(約15分間隔)に乗って、「Стадион имени Ленина(スタディオン・イメニ・レニナ)」で下車で45分。バス停まで歩く必要があるが、別ルートも存在するので、事前に調査を推奨。運賃は22~25ルーブル

コメント

1956年に出来たアムール川の氾濫原に建設されたスタジアム。SKAハバロフスクのホームとなるレーニン・スタジアムはサッカー以外には、国際的な展示会やコンサートにも利用されます。2010年までは、サッカー場と同じ大きさで行われるアイスホッケーの「バンディ」の試合も行われていました。芝は2013年までは天然芝でしたが、2013年9月に起きた、アムール川の記録的な大洪水により、天然芝が使用不可になり、人工芝に張り替えられました。

レーニン・スタジアムの他には、SKAハバロフスクと下部組織がプレーする練習グラウンド、体育館、オープンテニスコート、バドミントンコート、ビーチバレーコート、屋外スイミングプール、ロシア軍の訓練のための射撃施設などあります。

周辺には観覧車、ウォータースライダー、メリーゴーランドなどの遊具を揃えたレーニン広場があり、アイスクリーム、ハンバーガー、シャシリクなどの露店や、Wi-Fi対応のカフェも常設されています。極東美術館、考古学博物館、アムール川遊覧船乗り場などあり、ハバロフスク市民のための憩いの場としても利用されます。

ロシアの公園について

レーニン・スタジアムがある、ムラヴィヨフ・アムールスキー公園には、様々なスポーツ施設のみならず、メリーゴーランドや観覧車などのアトラクションがあり、試合の有無は関係なく、露店が常に出ています。当然、試合日になると、観客が増えるのはどこの公園でも同じですが、ハバロフスク市民のための憩いの場ということもあって、「公園へ行けば何でもある」ようにも感じられました。公園、広場、スタジアムというものは、人が集まるためのものだと捉えて、それに準じて設計されているのでしょう。

日本でスポーツの試合が無い時に公園へ行っても、人が全然いなくて、閑散としていますが、それはあらゆる施設を別の場所に分けてしまって、集中させていないから、そうなってしまうのかもしれません。ハバロフスクでもウラジオストクでも、一輪車やスケボーなどの遊具のレンタルもやっており、出店もアイスクリーム、ハンバーガー、ピロシキシャシリク(串焼き)なども揃っており、お客が声かけるまでスマートフォンを触って暇をつぶしている愛想の悪い店主が多いですが、日本で同じようにやっていては、安全面や衛生面で指摘されるかもしれません。愛想が悪い店主が多いのは、欲しいものが手に入れば、店員の態度が多少悪くても気にしないからもあると思いますが、考えようによっては、よほどのことをしない限りは、自由を認めあっているようにも感じます。

試合日でないとグッズは手に入りづらいが、試合がない日も家族連れやカップルが多く、ストリートミュージシャンも見られるので、ロシアの日常を味わえるのではないかと思います。